山下 行男
Yamashita Ikuo
プロフィール
1945年に佐賀県の武雄市で生まれ、今年(平成23年10月)で76歳にもなります。
お客様が作品と私をじっとみて、「もっと若い方かと思ってましたー」とよくおっしゃいます。
はずかしいような嬉しいような気分になります。
さて、1963年(私が高校3年のとき)に、世界的な陶磁器デザイナーである故森正洋先生に陶磁器コンペに出品する作品のご指導をいただきました。それがきっかけとなって1964年に長崎県の陶磁器産業を支援する機関(長崎県窯業技術センター)に入り、以来永く陶磁器デザイン関係の業務に携わってきました。センター時代は作品を作り上げるまではなんとかできましたが、人々に使っていただける喜びを体感することがあまり出来ませんでしたので、2006年に退職と同時にアトリエをつくって創作をはじめました。置物(立体造形)は殆ど創った経験が無く、今でも手探りの状態ですが、一人でも多くの方に喜んで頂けるような、あたたかくてユーモアとセンスあふれる「OKIMONO」の完成を夢見ています。
【山下行男さんに聞いてみました】
Q:なぜどうぶつを作ろうと思ったのですか?
A:食器ではなく石膏型による鋳込み成形でものづくりをしたいと思い。どうぶつの置物をしたいと考えました。
Q:作品を通じて誰に笑って欲しいですか?
A:沢山の手に取ったお客様に笑って欲しいです。
作陶を通じて作り手とお客様が共に喜びを共有できることが目標です。
Q:行男さんにとって波佐見で作陶する意味は?
A:ものづくりをする仲間がいることと、陶器を作る為の材料や販売の流通にも恵まれている土地だからです。
Q:今後チャレンジしたいことはありますか?
A:もう一度原点に立ち変ええり自分の初心に帰ったものづくりにチャレンジしたいです。
Q:ものづくりのポリシーはありますか?
A:美しいフォルムと可愛らしさの中に確かな品格を持った作品を作りたいです。
Q:仕事中の幸せってなんですか?
A:作ったもので喜んで頂くことが幸せです。
また、今年(2023年)で17年になるのですがここまで続けれたこと、長く作陶できることが幸せです。
Q:作陶を通じて辛いことはなんですか?
A:作品を作るたびに思いもよらない欠点があり、それを解消するために今までに培った知識を用いて解消して行くことが大変でもありますが、楽しくもあります(笑)
Q:ありがとうございます。
最後にひとことお願いできますでしょうか?
A: 焼き物を作るのも「いい加減にしろ!!」と言われるまでがんばります!
主な受賞歴
1971年 第9回九州クラフトデザイン展協会賞(グランプリ)
1978年 '78陶磁器デザインコンペティション銅賞
1979年 '79陶磁器デザインコンペティション入選(次点)
1980年 第18回九州クラフトデザイン展岩田屋賞
1985年 '85陶磁器デザインコンペティション '85デザイン賞(グランプリ)
1986年 第1回国際陶磁展美濃 '86入選
1988年 第26回九州クラフトデザイン展協会賞(グランプリ)
2007年 第104回九州山口陶磁展日刊工業新聞社賞(OKIMONO)
2010年 第107回九州山口陶磁展肥前陶磁器商工協同組合賞(OKIMONO)
アトリエやま 活動履歴
工房「アトリエやま」設立、OKIMONOの創作を始める。
作品展出品販売「木と生活文化ミュージアム南風人館」 鹿児島県霧島市[平成19年4月度企画展](〜4月26日まで)
作品展出品「九州陶磁器デザイナー協会展」佐賀県立九州陶磁器文化館第1展示室毎年開催・出品
作品販売開始「取り扱い商社」株式会社浜陶(長崎県波佐見町)、株式会社キハラ(佐賀県有田町)
作品展出品「九州クラフトデザイン展in長崎」長崎県美術館、県民ギャラリー(〜7月8日まで)
作品展示販売「秋の有田焼二人展」(山下、林田)鹿児島・山形屋デパート
作品販売「クロワッサンの店、福岡店(薬院)」(〜2008年2月まで)
作品販売「BONg+SENg」福岡県小郡市
作品展示販売「テーブルウエア・フエスティバル」(東京ドーム)に株式会社キハラより出展(以後毎年出展)
作品展示販売「インテリアライフスタイル展」(東京ビッグサイト)に株式会社キハラより出展(以後毎年出展)
作品展出品販売「九州クラフトデザイン協会選抜展」九州国立博物館エントランスホール(〜4月5日まで)
作品展出品「九州クラフトデザイン展in長崎」長崎県美術館・県民ギャラリー(〜10月18日まで)
作品販売「家庭画報通販カタログ(家庭画報セレクション2009年冬号)」にて干支(寅)掲載販売
作品展出品販売「九州クラフトデザイン協会選抜展」九州国立博物館エントランスホール(〜5月23日まで)
作品展示販売「東京デザインセンター」(五反田)において展示販売開始(1階デザインショップ)
作品展示販売「長崎のやきものデザイン展」長崎浜屋デパート6F(〜10月25日まで)
作品販売「家庭画報通販カタログ(家庭画報セレクション2010年冬号)」にて干支(兎)掲載販売
作品展示販売「東京新宿伊勢丹本店4階」において展示販売(〜5月8日まで)
作品販売「家庭画報通販カタログ(家庭画報セレクション2011年冬号)」にて干支(龍)掲載販売
作品展出品販売「九州のクラフト展」東京吉祥寺(クラフトFav吉祥寺)(〜11月13日まで)
ホームページ開設 http://www12.plala.or.jp/atelieryama/
作品展出品販売「ネコ、ねこ、猫展」 東京吉祥寺「クラフトFav,吉祥寺」(~12月25日まで)
作品展「個展」 福岡市天神「新天町北通り」ギャラリー風(~7月8日まで)
作品販売(取引)開始「デザイン モリ コネクション」
作品販売「家庭画報通販カタログ(家庭画報セレクション2012冬号)にて干支(巳)を掲載販売
作品展出品販売「九州のクラフト・デザインの仲間たち」福島県郡山市:ギャラリー並木(〜11月27日まで)
作品展出品販売「クラフトFav.吉祥寺企画展/テーマRed&White」東京都吉祥寺(~12月27日まで)
月刊誌「カーサ ブルータス・2013年1月号」に作品紹介記事掲載
見本市出展販売「CCJクラフト見本市2013」会場:自由学園明日館、東京都西池袋(~2月9日まで)
「アトリエ やま」のギャラリーを開設
作品展出品「B1ギャラリー企画展(テーマ・風)」/ 高岡市(~9月7日まで)
作品展出品「九州のクラフト展」/インテリアギャラリー・アブァンセ/宮崎市
「家庭画報通販カタログ(家庭画報セレクション2013冬号)にて干支(午)を掲載
「家庭画報通販カタログ(家庭画報セレクション2014冬号)にて干支(未)を掲載
作品展出品「クルン高岡B1ギャラリー企画展」/高岡市(9月7日まで)
見本市に出品「国際見本市(インテリアライフスタイルリビング」/東京ビッグサイト/
ディレクター・立川裕大氏(11月27日まで)
「家庭画報通販カタログ(家庭画報セレクション2015冬号) にて干支(申)を掲載
個展(アトリエやま作品展)「おかざきCAFE(料亭岡崎)/北九州市門司区(1月31日まで)
作品展出品「山下達巳ガラス展にゲスト出品」/あんず舎(奈良市)/(4月25日まで)
作品展出品「九州クラフトデザイン展・東京」/有限会社モノモノ(東京中野区)/(9月25日まで)
作品展出品「九州のクラフト展」/インテリアギャラリーアブァンセ(宮崎市)/(11月28日まで)
「家庭画報通販カタログ(家庭画報セレクション2016冬号)にて干支(酉)を掲載